田口昇は2011年の東北大震災をきっかけに、iPhoneを用いて液晶画面のドット上に構成されるもう一つの現実を被写体とした「Tele-Vision」シリーズに着手しました。視聴者が意識しない、もしくは忘れられるイメージを積極的に収集しています。

本作は田口の初写真集であり、シリーズの動機となった東北大震災、中東の春、欧州の金融不安等、世界が軋んだ2011年の一年間がまとめられています。

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