1960年神奈川県生まれの中田は、1999年に日本から中国へ移住し、2008年より10年以上の時間をかけて上海の街の人々を撮影しました。

「被写体へ突然カメラを向ける。相手は、モデルでも俳優でもない一市民。そんな日常の中、人々がみせる表情の奥にある恐ろしさに、興奮が抑えきれなくなる。彼らの姿が、私を満たす。だから私は、今日も貪るのだ。獲物をみつけたハイエナのように。四肢五体を渇望し、その手を休めることは無い。生身の肉体を前に、ヒリヒリとした痛みを感じながら対峙する。なりふり構わず、ただ欲求を満たし続ける。」- 中田博之

-判型
200 × 200 mm
-頁数
132頁、掲載作品:100点
-製本
ハードカバー
-発行年
2020
-言語
英語、日本語
-エディション
500
-ISBN
978-4-905453-93-2

Artist Profile

中田博之

1960年、神奈川県生まれ。1999年に上海に移住し、2008年より上海の街の人々を撮影する。2016年にPlace Mにて「上海」を発表。以後、同会場にて2017年「路人甲」、2018年「五眼」、2019年「四肢五体」と発表を続ける。また、国際展にも積極的に参加しており、2018年アメリカ・シアトルMachine House Breweryにて”Five Eyes”、同年中国にて上海国際写真祭、中國·奈曼国際写真文化祭、黟縣國際攝影節などに参加した。