甲斐啓二郎
Keijiro KAI
1974年、福岡県生まれ。1997年、日本大学理工学部海洋建築工学科卒業。2002年、東京綜合写真専門学校卒業。現在、同校非常勤講師。スポーツという近代的概念が生まれる以前の世界各地で伝統的に行われている格闘的な祭事を、そのただ中に身を投じながら撮影し、人間の「生」についての本質的な問いに対して写真で肉薄する作品を発表している。Daegu Photo Biennale(2016年、韓国)、Taipei Photo(2018年、台湾)、Noorderliht International Photography(2019年、オランダ)、T3 Photo Festival Tokyo(2024年、東京)などのグループ展に参加。2025年のKyotographie京都国際写真祭では個展「骨の髄」を開催予定。22016年に写真展「手負いの熊」「骨の髄」にて第28回写真の会賞、2020年に写真集『骨の髄』にて第20回さがみはら写真賞、2021年に同写真展にて第45回伊奈信男賞を受賞。写真集に『Shrove Tuesday』(2013年、Totem Pole Photo Gallery)、『手負いの熊』(2016年、Totem Pole Photo Gallery)、『骨の髄』(2020年、新宿書房)、『綺羅の晴れ着』(2023年、禅フォトギャラリー)、共著に『<聖なるもの>を撮る-宗教学者と写真家による共創と対話』(2023年、山川出版社)がある。