新刊
Lost and Found
フィリピン・マニラ出身の写真家ブライアン・セルジオによる『Lost and Found』は、作家が自らセレクトと編集を手掛けた、初のカラー写真集である。
パンデミック時期から、オンラインのセックスワーカーとの「オープンな関係」により、性産業文化全体が孕む矛盾と複雑さ、その曖昧な魅力に惹かれつつも、ブライアンは次第に創作意欲の枯渇を自覚するようになった。そこから抜け出そうとした彼は、その後訪れる様々な不幸の余波の中で、写真日記を撮り続けていた。そこで生まれた写真は、いずれも普段の自分から乖離した、繊細かつ鮮やかな無意識の産物である。それらは「Lost」と「Found」の狭間を漂いながら、彼を精神的故郷へと導いていく。
「それは潜在意識への旅であり、今でもなじみのある場所に私を連れ戻してくれた。無視してきた、あるいはただ見ていなかった過去のありふれたディテール。それは故郷であり、思いこがれながらも忘れていた場所だった。」
― ブライアン・セルジオ(本書まえがきより)
― 出版社説明文より
$31.47
税込- - 判型
- 200 × 200 mm
- - 頁数
- 120頁、掲載作品68点
- - 製本
- ハードカバー
- - 発行年
- 2025
- - 言語
- 英語、日本語
- - エディション
- 500
- - ISBN
- 978-4-910244-49-5
