RONIN(1978、NL)は、日常と儚さの両方から刺激を受けている。物事の微妙な違いを見極める能力は、彼に光と影、質感、形、表現に着目させ、ハーグの王立アカデミーでのグラフィックデザイン、ファインアート、絵画の研究に活かされている。彼が選んだカメラは、コダックTRI-X400が搭載された黒のライカMPであり、それは彼と友達が「大西洋の壁」と呼ばれる遺跡から拾い集めた戦争記念品のコレクションと交換に受け取ったものだった。「大西洋の壁」は1942年から1944年にかけて大陸ヨーロッパとスカンジナビアの海岸沿いにナチス・ドイツによって構築された海岸防衛線である。デジタル写真とその出力作業をせず、彼は独特の手焼きの銀塩プリントを、ハーグに近い森林に囲まれた暗室で作っている。木陰の下だろうと、強烈な日差しが浅草の路地に作る影の交差点の上だろうと、ローニンは下駄や着物、時には両方とも簡単に身につけている。

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ローニン・デ・フーデ