この写真集は禅フォトギャラリーにて開催する中国人写真家・莫毅写真展「80年代 Part1:父親、風景」(2015年4月7 日〜4月22日)、「80年代 Part2:莫毅 1987ー1989」(2016年4月9日〜5月11日)に併せて刊行されました。1980年代の作品を中心に、最初期の「風景」「父親」シリーズや、「騒動(別名:我虛幻的城市)」、代表作「1m,我身後的風景」、「搖蕩的車廂」から123点を収録。巻末には莫毅、北井一夫、マーク・ピアソンによるテキストを掲載(和英中併記)。写真家として30数年のキャリア以来、初めてのオフセット印刷による写真集となります。

― 出版社説明文より

判型
215 x 153 mm
頁数
144頁、掲載作品123点
製本
ソフトカバー
発行日
2016
言語
英語、日本語、中国語
エディション
1000

Artist Profile

莫毅

1958年チベット生れ。元サッカー選手、現在はフリーランス写真家。80年代より天津を拠点に活動し、その後チベットや北京等各地を転々として現在は中国江西省在住。1980年代に登場した中国現代写真の最も重要なアーティストの一人として、都市生活における疎外感や抑圧をとらえた作品で知られている。彼の写真にはしばしば作家自身が介入し登場することもある。莫はこれまでに、アルル国際写真祭(アルル、2024年)、UCCA(北京、2024年)、写真美術館(ベルリン、2017年)、三影堂撮影芸術中心(北京、2010年)、および国際写真センター(ニューヨーク)などで開催された重要な巡回展「Between Past and Future: New Photography and Video from China」(2004–2006年)など、多くの美術館や芸術祭で作品を発表してきた。作品はヒューストン美術館(米国)、中国写真と映像アーカイブ(カナダ)と広東美術館(中国)などに収蔵されている。2021年に写真の町東川写真賞海外作家賞を受賞している。

Gallery Exhibitions