紅 1997-2007
莫毅
1958年チベット生れ。元サッカー選手、現在はフリーランス写真家。80年代より天津を拠点に活動し、その後チベットや北京等各地を転々として現在は中国江西省在住。1980年代に登場した中国現代写真の最も重要なアーティストの一人として、都市生活における疎外感や抑圧をとらえた作品で知られている。彼の写真にはしばしば作家自身が介入し登場することもある。莫はこれまでに、アルル国際写真祭(アルル、2024年)、UCCA(北京、2024年)、写真美術館(ベルリン、2017年)、三影堂撮影芸術中心(北京、2010年)、および国際写真センター(ニューヨーク)などで開催された重要な巡回展「Between Past and Future: New Photography and Video from China」(2004–2006年)など、多くの美術館や芸術祭で作品を発表してきた。作品はヒューストン美術館(米国)、中国写真と映像アーカイブ(カナダ)と広東美術館(中国)などに収蔵されている。2021年に写真の町東川写真賞海外作家賞を受賞している。
莫毅
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