今回は新作絵画約20点と、今年から制作を始め今回が初発表となる陶器の立体作品約6点を展示いたします。

元々は、よく知られている動物や植物を分類、紹介した動物寓意集、ベスティアリ。
私にとって興味深いのはその中に、事実と想像が同等に織り込まれていること。 あたかもそれらが、自然に存在するかのように。

実像と想像、願いや畏れ。
実際にある存在と、空想の物語によって、新しい世界に連れ出される。

ー架菜梨案

Artist Profile

架菜梨案

1987年大阪府生まれ。多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻を2011年に卒業。2014年に渡仏、パリのBeaux-Arts de Paris 修士課程へ進み、2017年に修了した。パリ国際芸術都市(Cité internationale des Arts)やマルセイユのCabane Georginaなどにレジデンス後、2020年に完全帰国した。国内外で精力的に展覧会を開催している。Zen Foto Galleryでは2011年8月の個展から始まり、毎夏の個展が恒例となって今年14回目を迎える。