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禅フォトギャラリーは、2020年の幕開けとして1月10日(金)から2月8日(土)まで、木格『塵』新装版刊行記念写真展を開催いたします。禅フォトギャラリーでは創設当初の2009年の「回家」展、2013年の「塵」展以来3度目の木格の展覧会なるとなる今回は、2010年から近年までの「塵」シリーズの新作を含む集大成を、作家の手により制作された伝統的な写真技法の一つであるプラチナプリントでお見せする貴重な機会となります。「静物」、「山水」、「風物」の三つの部分の作品群によって構成された本シリーズは、日常と自然の空間における万物の光景、その束の間の多様な変化を示しており、非常に複雑な工程を経て制作されるプラチナプリント上でそれがどのように表現されるかが見どころとなっております。是非ご高覧ください。

『塵』がここで示しているのは灰燼。
生命の輪廻では、全ては元来た場所へ回帰し、魂は魂をくださった神へと戻る。

大型カメラを使って現在の故郷についての考察をあらためてした時、現実世界の全ては我々の心の中の欲望から来たことに気がついた。自然に憧れながら、自然を壊し、また自然を修復する。因果の輪廻である。
これらの作品は、私個人の生活の時間から感じた認識である。または、自然における時間と歴史の痕跡、現実世界に対する今後への思考について表している。

                                              - 木格