禅フォトギャラリーは、6月3日(金)から7月2日(土)まで、殿村任香写真展「Love」を開催いたします。本年、殿村任香が参加し大きな注目を浴びたパリのLa MEP ヨーロッパ写真美術館の企画展「Love Songs」(8月21日まで) とKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2022のプログラム「10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭」(5月8日まで) に合わせ、それぞれに出品したシリーズ「母恋 ハハ・ラブ」と「焦がれ死に die of love」を最新作「TOXIC」とともに、Loveをテーマとした三部作として展示いたします。展覧会においては初上映となる幻の写映劇「母恋 ハハ・ラブ」と写真作品で構成される今回の個展では、人生や愛の本質を写真によって哲学的に探求してきた殿村が本領を遺憾なく発揮した最新シリーズ「TOXIC」が初公開となります。ぜひご高覧ください。

 

”己”の現実に対応する者は
”私”しかおらず

己の現実に対して
最善の写真行為を行う者は私である

現実に縛られながら
現実を解いていく
百年生きても意味はない

己は霊と肉
私は写真に残存する

 

人は倫理の中で食べている

写真は時に禁忌を食べる
愛がそれを欲する

愛には倫理がない

愛に支配された時
写真は毒となる

-殿村任香, TOXIC

Artist Profile

殿村任香

1979年生まれ。大阪ビジュアルアーツ放送・映像学科卒業後、2002年より写真を撮り始める。2008年、自身の家族の日常を赤裸々に撮った「母恋 ハハ・ラブ」を赤々舎より出版。鮮烈にデビューし、世間に重い衝撃を与えた。2013年には、新宿歌舞伎町でホステスとして夜の人々と生きながら撮った「ゼィコードゥミーユカリ」をZen Foto Galleryより出版し発表した。近年の著作に「orange elephant」(2015年、Zen Foto Gallery)、「cheki」(2018年、Morel Books)、「焦がれ死に die of love」(2018年、Zen Foto Gallery)、「SHINING WOMAN #cancerbeauty」(2020年、Zen Foto Gallery)、「母恋 ハハ・ラブ」新装版 (2021年、Zen Foto Gallery)がある。また、国内のみならず海外での活躍も目覚ましく、2016年には香港のBlindspot Galleryにて開催された「Shikijo: eroticism in Japanese photography」展、2018年5月にはロンドンのDaiwa Foundation Japan House Galleryにて開催されたグループ展などに参加。また2022年3月から始まったパリのヨーロッパ写真美術館のグループ展「Love Songs」、4月からKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭において開催された10人の女性写真家によるプログラム「10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭」にも作品を出品している。

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